4月29日 ベルギーにてWEC世界耐久選手権Rd.3『スパ・フランコルシャン 6時間レース』が開催されました。
気温8℃路面温度11℃、コースの一部では霧雨が降るコンディション。
予選だけでなく、決勝フォーメーションラップ中にもスピン、クラッシュする車両が続出する波乱の中での決勝となりました。
我社が開発生産したホイールLMH MF22を装着したTOYOTA GAZOO Racing GR010 HYBRIDは、7号車(M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス)が予選ポールポジション。
スリックタイヤを選択して決勝スタートした7号車は、スタート直後はウェットタイヤを選択したチームに先行を許すも、他車のスピンで導入されていたセーフティーカーが解除されてレースが再開すると、スリックタイヤに熱が入った7号車は首位を奪い返し盤石の走りで2勝目を飾りました。
前日の予選のクラッシュによって36番手からのスタートとなった8号車(S.ブエミ/B.ハートレー/平川 亮)。
序盤に他チームのウェットタイヤからスリックタイヤへの交換ピットインが始まる頃には総合7位まで順位を上げ、3時間経過の時点で2位となり、首位を走る7号車に数秒にまで迫る34台を抜く驚異のリカバリーでポイントを獲得しドライバーランキング首位をキープ。
7号車と8号車は、3位以下を全車周回遅れにする圧倒的強さで今期2度目の1-2フィニッシュを達成しました。
TOYOTA GAZOO Racing. GR010 HYBRID (LMH)
6hours of Spa-Francorchamps
World Endurance Championship 2023 Rd.3
29th Apr. 2023
Circuit de Spa-Francorchamps
次戦は、いよいよ 100周年を迎える世界三大レースの一つLeMans 24H。
この一戦のためだけのカラーリングを施すチームもあるほど特別なレースです。
HYPER CARクラス16台を含む合計62台が特別な名誉をかけて戦います。